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タッピングチャック トラブルシューティング

操作方法は取扱説明書を参照ください。
 
止ゲージが入る (ネジ径の拡大)

要因

確認・対応
押付け加工によるネジやせ
(タッパーの縮み機構の作動)
※ネジやせの理由
タッパーの縮み機構は、タップの喰い付き時の圧力に耐えれるように、強いスプリングが使用されています
縮み機構はタップの折損を防止するため、トルククラッチを採用したアダプタと併用して使用し、通常加工時には作動させてはなりません
強いスプリング圧のため、ネジやせを発生させてしまいます
・送りをタップピッチより下げる
(タップピッチの85 〜 95%)
・それでも直らない場合
加工時の送り:85 〜 95%
戻し時の送り:100%
・主軸の送り機構がマスター送りの場合
  → 縮みゼロのタッパーを使用する
・縮みゼロのタッパーを使用する場合
  → 機械の送り機構のチェック
タップの喰い付きが悪く、タッパーの縮み機構が作動している ・下穴入口の面取りを大きくする
・喰い付き山の多いタップに変える(2.5 山以上)
・タッパーの縮み用スプリングが弱くなっている
  → NT に修理依頼
伸縮機構の作動不良 手で伸縮させ元の位置に復帰するか確認
定寸または逆転機構付きタッパーのクラッチの誤作動 手で正転方向にトルクを加えながら引張り、数ミリでクラッチが外れ空
転し、逆回転させるとクラッチがつながりトルクが伝達されるか確認
→ 作動に異常があれば、NTに修理依頼
タップの不適合 ・伸縮機構のタッパーには、シンクロタップ(エキセントリックレリーフ)は
不適合
・自進作用のあるコンセントリックレリーフのタップ(通常のタップ)に変更

 

通ゲージが通らない (ネジ径が小さい)

要因

確認・対応
ネジ穴の入口に引張りによるバリのカエリが発生

・タップが抜けきる前に早戻ししている
→ アプローチ点の見直し
  目安 : 伸び量Max + 5
・引張り量が多すぎる
→送りを上げる。但し、タップピッチと同じ(100%)以上にはしない

ネジ穴の入口に縮みの反発による押込みバリが発生 ホルダシャンク部、およびスピンドル内径部の清掃加工中にタッパーの縮みが作動していないか
  → 送りをタップピッチより下げる
(タップピッチの85 〜 95%)
→ それでも直らない場合
加工時の送り:85 〜 95%
戻し時の送り:100%
ネジ穴の入口に傷がある ・タップと下穴との芯ずれがある
→ 芯ずれを直す
→ 平行フロート付きのタッパーを使用する
・入口の面取りが小さい
→ 面取りを大きくする
タップの磨耗 タップの交換

 

タップが抜ける

要因

確認・対応
タップの引張り過ぎ ・タッパーのテンション量以上に引張っていないか
→ 回転当りの送りを上げる
(但しタップピッチの100%以下)
・早戻しのタイミングが早すぎる
→ アプローチ点を離す
(目安:タッパーの伸び量+ 5)
アダプタのタップ保持用のスチールボールが変形または破損 アダプタの交換
超硬タップの場合、アダプタのボールロック機構がスリップしている コレット式のアダプタに交換

 

ネジ深さが浅くなる (バラツク)

要因

確認・対応
下穴への喰い付きが悪く、タッパーに縮みが働
いている
・下穴径の確認
→ (下穴径表を参照)
・面取りが小さく、喰い付き難い
  → 面取りを大きくする
トルククラッチ付きアダプタ(WES 型)のトル
ククラッチが作動している
下穴底に切粉が溜まっている
→ スパイラルタップに変え切粉を外に逃
(ポイントタップは切粉を前に押出す)
機械主軸の回転イナーシャが大きく、バラつく ・回転数を下げる(500rpm 以下)
・機械の主軸停止位置(Z方向)のチェック
タップ刃先までのプリセット長が短くなっている
・タッパーの作動不良
・長さ調整式アダプタ不良(WEN,WESN 型)
・タッパーが縮んだまま元に戻っていない
→ タッパーの伸縮確認
・長さ調整ネジが低位置(ロック位置)に戻っていない
→ 長さ調整の後、調整ネジが回らないことを確認

 

ネジ深さが深くなる (バラつく)

要因

確認・対応
タップ刃先までのプリセット長が長くなっている
・タッパーの作動不良
・アダプタのタップの保持不良
・長さ調整式アダプタ不良(WEN,WESN 型)
・タッパーが伸びたまま元に戻っていない
→ タッパーの伸縮確認
・タップがアダプタから抜けている
→ アダプタのロック機構のチェック(タップを手で引張っても抜けて
こないか)
・長さ調整ネジが低位置(ロック位置)に戻っていない
→ 長さ調整の後、調整ネジが回らないことを確認
機械主軸の回転イナーシャが大きく、バラつく ・回転数を下げる(500rpm 以下)
・機械の主軸停止位置(Z方向)のチェック

 

入口付近でタップが折れる

要因

確認・対応
タップが下穴に喰い付かない ・下穴の面取りを大きくする
・タップの喰い付き山の多いタップに交換する

 

加工途中でタップが折れる

要因

確認・対応
下穴が小さくてオーバートルク 正しい下穴径にする
タップアダプタの不適合 縮み1mm 以下のタッパーにトルククラッチ付きアダプタ(WES 型)は不適合
トルククラッチ付きアダプタ(WES 型)の使用で、タッパーの縮み量が不足 ・縮み量の多いタッパーに変更
・トルククラッチ付きアダプタ(WES 型)を使用しない
(WE、WEN 型の推奨)

 

正規の加工深さの底でタップが折れる

要因

確認・対応
下穴に底当りしてオーバートルク ・加工プログラムのチェック
・タップの喰い付き山と下穴との余裕を確認
  → 余裕がなければ、喰い付き山を少なくする
・下穴を深くする
・ネジ深さを浅くする
下穴底に切粉がつまっている スパイラルタップに変え、切粉を外に出す
(ポイントタップは切粉を前に押出す
タップ刃先までのプリセット長が長くなっている
・タッパーの作動不良
・アダプタのタップの保持不良
・長さ調整式アダプタ不良(WEN、WESN 型)
・タッパーが伸びたまま、元に戻っていない
  → タッパーの伸縮確認
・タップがアダプタから抜けている
  → アダプタのロック機構のチェック(タップを手で引張っても抜けてこないか)
・長さ調整ネジが低位置(ロック位置)に戻っていない
  → 長さ調整の後、調整ネジが回らないことを確認
機械主軸の回転イナーシャが大きく、バラつく ・回転数を下げる(500rpm 以下)
・機械の主軸停止位置(Z方向)のチェック

 

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